料理サロン La cucina di Giulio

予約6カ月待ちのリストランテ D'O


滅多にないことなのですが、話題のリストランテに行って来ました。

昨年暮れに着物の着付けを頼まれて伺った先が日本人でシェフをしている方の奥様だったのですが、お話を聞いているうちにどうしても行ってみたくなり予約をお願いするとなんと4月まで一杯だと言うではありませんか!?(まだ年も明けてないのに) 

でもランチならなんとかなるかもしれない、というので2月にトライしたのですがやはり取れず、ようやく3月になって今回予約が取れた次第です。いやはや。ランチですよ?

コースメニューはランチが11.50EURO  夜は32EURO
この値段だけ見ると非常にありふれたトラットリアのようですが、ここ実はあのGualtiero Marchesi氏の愛弟子Davide Oldani 氏のお店。

そして厨房を預かるのは彼とやはりマルケージ氏の元で長年共に働いてきた上記の松本氏、なので当然cucina alta, 伝統的なイタリア料理が出てくるはずもないのであります。

お店がオープンしたのは2003年、オープニングディナーに駆けつけたジャーナリストは150EURO相当のコースメニュー設定を予想していたらしいのですが、蓋を開けてみるとたったの32EUROだったのでかなり話題に上ったとか。

以来予約の電話が鳴り続け席はいつも満席、キャンセル待ち。最近電話が一台ついに故障。鳴り過ぎた!?

さて着席してメニューを広げてみると、確かにコースメニューは上記の通り。
でもね、松本氏は言うのです。

コースメニューとアラカルトにはかなりの差があると。
ここはぜひ自慢のアラカルトの数々を試してもらいたいと。


まあそうですよね、だってこんなに予約が取れないんじゃいつまた来れるかわかりませんから。で、お勧めに従って選んだのは。。。。まずアンティパストとして、

Cipolla Caramellata Parmiggiano caldo e freddo
タルトタタンってあるでしょ?あれはリンゴですがこれは玉ねぎを使い、ふちにキャラメルがけをして上にパルミジャーノのジェラートを載せています。
熱々のパイと塩味のジェラートが溶け合ってとてもフランス的。でも主役は甘い玉葱。
期待を盛り上げる素敵な滑り出しの一品。さてプリモは、

Profumo di carciofo, vaniglia e riso mantecato
なんとヴァニラ風味のリゾット!
ヴァニラの黒い粉がシックですらある!
その上にカルチョフィの根元の部分だけを丸く切り取ったものが水玉のように載せてあり、盛り付けはモダン。

これは非常にバランスの難しい一品ですね。ヴァニラとパルミジャーノ、加減を一歩間違えると目も当てられなくなってしまうけれどそのバランスはさすが。
食べているうちにヴァニラの香りで気分が華やかに高揚してくるのが分かります。ヴァニラの作用ってお菓子が甘いからだけじゃないんですね。
そしてセコンドとして、

Coscia d'anatra"APICIUS"
メニューを見る限り、フランス的ですから試したいのは鴨料理。弱火でじっくり時間をかけて焼いた鴨。
皮はもうカリカリでその上に粒胡椒やひまわりの種を細かく砕いたものをまぶし、さらにクロッカンテ(カリカリ感)に仕上げています。ソースも秀抜。
私の本日の一番のお気に入りとなりました。
では外せないドルチェへ。

Zuppa Inglese "DO"
Dolce di Pistacchio e patata con frutto della passione
ズッパイングレーゼは予想とかけ離れ、セルクルで成型した上に美しい焼き色のついたメレンゲの雲が乗っていました。
ピスタチオのお菓子は抹茶のような緑色のムースでパッションフルーツの甘酸っぱいオレンジ色のソースを添えられたもの。どちらも非常に甘さを抑えており、デリケート。

すべてのお料理のコンセプトが一皿の中にコントラストがあること。
熱いものと冷たいもの、柔らかさとカリっとした食感などです。
デリケートかつ絶妙にバランスの取れたさじ加減と食感そして香り。

美味しいという言葉はここでは平凡すぎるので上記では省略いたしました。メニューはシーズンごとに全て入れ替えられるそうです。

久しぶりに日常を忘れるひと時でした。家庭料理とは全く異なる外食をする意味を改めて考えさせられました。お店が洗練されすぎてないのも私達にはよかったです。サービスはむしろ家庭的、特にソムリエのサービスはよかったですね、simpatico!とても感じがよかったです。
気になるお会計はこれに飲み物を入れて一人50~60euroほど。

さて予約状況ですが、夜は3月現在で9月まで満席。
予約をされた方は数日前に必ず再確認の電話を入れましょう。それをしないとキャンセル待ちの方に席が行ってしまうこともあるそうですので。

お料理の写真は基本的にお断りしているそうなのでありません。日本の雑誌の4月号に載るそうですから興味のある方は探してみてくださいね。

Ristorante D'O
Via Magenta, 18 San Pietro Olmo - Cornaredo (MI)
Telefono: 02.9362209
日曜と月曜はお休み

場所はミラノ郊外西部。Via Novaraを出て真直ぐ行き、Settimo Milaneseを越えたところがCornaredo。標識に従ってSan Pietro Olmoに入るとそのメインストリート上。

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by giulio71 | 2008-03-08 07:31 | 美味しい店
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ミラノにあるイタリア料理教室より
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