料理サロン La cucina di Giulio

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イタリア入院生活の思い出その4

前回からの続きです。初めての方は1からお読みになって頂ければ幸いです。

*  *  *  *  *  *  *  *  *  *

ダークスーツに身を固めたそう若くもないイタリア人男性二人は、どう見ても彼女の働くリストランテの同僚には見えない。給仕をするカメリエレでもコックでもなさげ。かといって雇い主風でもない。どうも日向から遠い匂いがする。004.gifどうやら彼女にこれ以上仕事や身の上話は訊かない方がよさげである。

そんなことを考えていると、看護婦が一人入ってきた。信じられないことに”明日のお昼と夜は何が食べたいか言ってね?”とにこやかに3種類ずつの選択肢からプリモとセコンドを選ばせてくれた。まるでリストランテなみである056.gif
その夜は都合上、前日私のベッドを退院して行った人が既に選んであったものを私が食べる羽目になったのだが、まあそんなことはどうでもよし。感動したのは病気で入院中だというのに飛行機で出されるような小さなボトルのワイン付き!069.gif
もちろん飲める状態の私ではなかったのだけど、ピッツァがどんっと出てきたのを見て、病院の食事というものが患者の健康状態を配慮して出される訳ではないことだけは確信した。

こうしてまったく退屈もしないうちにジュリオが面会にやってきた。私のパジャマや病院で履くスリッパを持ってきてくれたのだった。家を出るときに私はサボー(つま先は靴のようなつっかけサンダル)を履いていたのだが、車椅子からベッドに移動される時に紛失、そのまま行方不明になっていた。もしかすると日本人の哀しい性でベッドに寝かされると分かり自分で脱いだのかもしれない。(日本最初の汽車が出た後に草履が沢山残ってたって話思い出しますね^^)この一件プラダに見えるお気に入りのサボーがどこに消えたか訊いてみなくては。。。
やがて面会時間も終わり、横でハロースパンク(日本名、おはようスパンク)のように恋人生還の喜びに目をうるませているジュリオを追い出すと(多分あの病院に連れて行かれたのをちょっと根に持っていた)、長い一日を終えた私はやっと静かな眠りに付く事が出来た。もうくたくただった。


翌朝、6時。廊下でけたたましい音が聞こえ始めた。病院が機能を開始したようだ。疲れきっていた私はもう一眠りすべく、毛布をかぶろうとした瞬間、病室の電気が一斉についた。外はまだ暗いだけに眩しい事この上ない! そう思った瞬間、何人かの看護士がボンジョルノという言葉も終わらぬうちに入ってきて、私の毛布をいきなり剥いで、パジャマの袖を捲り上げるとすごい勢いで腕にゴムチューブをしたかと思いきや、注射針を差し込まれ一気に採血。。。
その後、驚くヒマもなく、耳に体温計を差し込まれ、ピッと音がしたかと思う間もないままに彼らは去っていった。
恐るべき、朝の挨拶。。。
そしてこの戦慄の挨拶は皆さんも想像する通り、退院するまでの5日間、毎日続いたのであった。そして大病院に付きもののインターンが多いせいか、その採血と注射の技術はお話にならず、最初の朝は運良く一発で上手く行ったものの、その後は私の”血管が細い”のを理由に(そんなわけないでしょ!)何度も失敗されてはやり直され、可哀想な私の腕は日に日にヤ○中患者のような針跡だらけになっていったのでした(涙)


次回へ続きます

ようやく入院までこぎつけましたがまだ続きます。
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by giulio71 | 2008-10-25 23:53 | イタリア入院生活の思い出

イタリア入院生活の思い出その3

連れてこられた病院はOspedale Luisi Sacco ミラノ西北部にあるイタリア屈指、いやイタリア1の病院だと何人かのイタリア人が言っていた。イタリアの最新医療は日本にまったく引けを取らないものだが、その技術と設備を持っているのはごくわずかな病院だけで、一般的な病院の中にはまったく目を当てられないものもある。
そしてこのSaccoは清潔さはもちろん近代的な設備において、診察を待っている段階から既に不安を抱かせない。先日行った病院とは雲泥の差であった。

受付の窓口にパスポートを提示し、気持ちの良い日差しの入る待合ロビーに行くと、待つこと程なく、車つきのベッドがやってきた。 二人の看護士に丁重にその上に載せられた私は付き添ってくれたTちゃんにお礼と別れを告げ、治療室へと運ばれた。まるでアメリカの医療ドラマERのようなプロフェッショナルな対応にすっかり安心した私。前回の病院のようなぞんざいで、なげやりな検査でなく、尿がかなり黄色く汚れていることや、エコーで見ながら腎臓に炎症があることを教えられた。病名はやはり思っていた通り腎盂炎だった。つまり膀胱炎の原因である大腸菌が膀胱からさかのぼり、腎臓にまで達して炎症を起していたわけです。ドクターにサンパオロで尿結石と診断された話をすると、
インポッシービレ!”そんな訳ないでしょう!という言葉が返ってきた^^;
すぐさま入院が決められ、もうろうとした意識の中で泣けるほど嬉しかったのを覚えている。私は保護されたのだ。もうこれで一人ベッドで自分がなんの病気なのか、どうすべきか、などと考えなくていいのである。日本で処方された抗生物質を飲み終えて一ヶ月後の11月4日、戦いは終わった。

さて、病室は2人部屋。奥の窓ぎわにはコロンビア人の女の子が私と同じ病気で入院していた。部屋はとても明るく清潔で広々としていた。窓の外には庭の木々の紅葉が美しく、その奥にはなんとヘリポートまで見えた。成る程ね、イタリア1の病院だけあって遠くからも患者が輸送されてくるわけだ!か~っこいい!!!
イタリア1のホテルに泊まれる機会はこの先も一生ないかもしれないけれど、私がいま泊まっているのはイタリア1の病院だと思うとムショウに嬉しくなってきた!
不安から解放された喜びと入院という新しい体験で具合が悪かったのにも関わらず、私はかなりハイになっていた。隣のベッドのコロンビア人の女の子もシンパティカ(感じが良い)だし、彼女がウェイトレスの仕事をしている話などを聞いて、ますます楽しくなってきた。
だが、面会時間になってから、彼女を訪ねてくる男性二人の様子を見て、私の心にある疑問が芽生え始めた。

まだ続いちゃいます。。。


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by giulio71 | 2008-10-24 08:56 | イタリア入院生活の思い出

イタリア入院生活の思い出その2

前回からの続きです。
前回書き忘れましたがこのお話はすべて実体験を基に書かれております。


さて、治療室に入った私を待っていたのは若い手術服を着た若く、そこそこ美しい女医と看護婦数人。
質問に対して私は、膀胱炎だった為に抗生物質を飲んでいた事、その後疲れやすくなり腰の上が重苦しいこと、4日前から高熱が下がらない事などを説明した。

採血と尿検査をした後に下された診断は”尿管結石”だった。てっきり腎盂縁(じんうえん)だと思っていた私は予想外の診断に驚き、”でも痛みはないし、そんな気はしないけれど?”と抗議したのであるが、女医は明るく優しく、”薬を飲めば大丈夫よ。それでダメだったらまた戻っていらっしゃい。”と瞬く間に薬の処方箋を書き、それを渡された私は帰る他に道はなかった。
高熱を押して病院に来て2時間以上待った挙句の結末としてはかなり哀しいものだったが、もうどうにもならない。帰されるのは重態でない証拠、と自分を慰めジュリオが買ってくれた薬とともに帰宅し、早速薬の服用を始めた。

翌日、なんと熱は下がっていた。高熱の後でまだ頭がもうろうとしていたが、そこへ電話が掛かってきた。同居の大家からで、彼女は数日前にマル高出産をしたのだが、明日、退院して赤ちゃんと戻ってくるという。 この大家、実は結婚しておらず、赤ちゃんの父親は同居はしていたものの、不在の日が多かった。台所とリビングへ行ってみると、この数日の間に埃どころか飼犬の抜け毛まで山のように溜まっており、とても赤ちゃんを連れて帰れるような環境ではなかった。大家に対しては暖房問題を始めいろいろ思うところはあったけれど、まずは赤ちゃんをお迎えすべく、病み上がりの私はけなげにもほうきで清掃を開始。翌日戻ってきた大家を感動させることに成功した。確かあの夜はスプマンテを抜いてお祝いしたような記憶もあるのだが今となっては定かではない。

だが、元気だったのはここまでで、再び高熱が戻ってきた。数日前よりさらにひどく、もはや39度を下がる事はなかった。やっぱり誤診だったのだ!あの薬は飲むべきではなかった。。。 また別の救急病院に行かなければならないのは確かだけれど、もうどこに行けばいいのか分からない。 ここで掃除に気を良くしていたのか大家が立ち上がった。”Saccoがいい!あそこなら外国人慣れしているし、遠いけど行く価値はある。私が連れて行ってあげる!” 
で、でも。。。と私は言った。”あなたお産をしてからまだ5日目なのよ。どうやってあなたがもう歩けなくなっている私を車であんな遠くまで。。?”事実、である。だが、彼女は生後5日目の未熟児に近い新生児をお粗末なチャイルドシートにくくりつけ、他に同居していた日本人のTちゃんに手伝わせて私を自分の世にも汚い車に乗せると(ここも犬の抜け毛だらけだった)慎重に運転を始めた。

やがて着いた病院の救急部の入口前に車を止めた大家は私を降ろそうとしたのだが、私はもうどうしても立ち上がれなかった。大家はかなり大柄な女性で私をひきずるように持ち上げ、(繰り返しますが産後5日目)自分の肩に背負うように車から降ろすとまるでここがアフガンの戦場であるかのような大声で叫び出した、
早く!誰か来て!ここに病人がいるのよ!歩けないわ!誰か手伝って!”
あっという間に救急隊員が駆けつけてくるのが見えたが、彼女はひるまずに怒鳴り続ける、
何やってんのよ!歩けないのが分からないのっ!?車椅子よ!車椅子を持ってきて!!!”ようやく車椅子に乗せられた私が、”この大家ならあのSF映画、エイリアンの主役をシガニーウィーパーに代わってやれるかもしれない”などと一人で納得しているうちに彼女は同行してきたTちゃんに”じゃあ後はよろしく”と言ってあっという間に車で走り去っていった。ちらっと見えた顔は疲労に満ちていたが、目だけは満足げにキラキラ輝いているのが遠目にもよくわかった。
この女、タダモノではない。

また次回に続きます。


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by giulio71 | 2008-10-23 05:15 | イタリア入院生活の思い出

イタリア入院生活の思い出1

ミラノが肌寒くなって、木の葉が落ちてくると決まって思い出すあの入院生活。
思えばイタリアで暮らしてもやっていけそうだと思った決定的な出来事だったかもしれない。


私がミラノに留学にやって来たのは2001年春。実にいい加減な留学準備で、9月に一度帰国した私は、日本の婦人科でがん検診を受けたついでに膀胱炎にかかっていると診断され(自覚症状なし)抗生物質の服用を勧められた。膀胱炎とは実は長い付き合いで、その数年前にモロッコ→イタリアを一人で放浪しているうちに発病し、血尿が出たこともしばしば、その度に水を大量に飲んだり、イタリアの薬局に泣きついてはよくわからない薬を飲んだりしてしのいできたのだった。

けれど、今回はこれを最後にこの病気とは決別したいと決意し、日本の婦人科で処方された抗生物質を飲み始めた。服用期間が2週間近くもあったので、後半はイタリアに戻った後でその服用を完了。
それが10月の1週目。これでこの病とは縁が切れたはずだったのだ。

さて、ミラノに戻ったものの、借りていた部屋の暖房設定は大家自身が貧しく節約していた為に極めて低く、おまけに窓が古い家だったので隙間風だらけ、10月だというのに、家の中で厚手のセーターを着てもまだ震えるほど寒い日々だった。語学学校も問題のあった前の学校とは別れ、別の学校に通い始めたが全体に冷たいムード。新しい先生もかなりきつくてミラノ生活、どうもばら色とは程遠かった。そんなストレスも溜まってか、ひどく疲れやすくなり、自分でもどこか具合が悪いと思いながら思い当たることもなく、学校に行き、かろうじて宿題を済ませる日々だった。

だが状態は更に悪化、10月半ばを過ぎると立ち話をするだけで腰の上辺りが重苦しくなり、その後、ついに発熱に倒れた。
数日間、高熱に震えながら、どうしたらいいのかを考えるのは不安以外の何物でもなかった。滞在許可証はあったものの、保険証はない。唯一持っていたのは滞在許可証申請時に提示を義務付けられていたイタリアのINA保険だったが、手元にあるのはその払い込み証のみで、通常保険を掛ける時に付いて来る定款のようなものは一切なく、しかも問題発生時に問い合わせる連絡先すら書いていなかった。いくら留学生用の安い保険とはいえ、これで保険を掛けたといえるのだろうか? 東京海上のオフィスならミラノにあったけれど、日本から保険をかけてはきていない。それでももしこのままここで死んだら、ということも考えて、東京海上のミラノ支店にすがる思いで電話をした記憶がある。
電話に対応してくれた日本人女性はとても親切で、日本人医師の電話番号を教えてくれた。そして、こんな電話があったことを記録しておく、と言ってくれた。

高熱が出て4日目、ついにジュリオが救急病院に連れて行く、と言ってくれた。この頃まだ彼とは付き合い始めたばかりだったし、彼も外国人を救急病院に連れて行くと費用がどうなる、なんてことは全く知らなかった。ただ一向に快方に向かわない私を見て、風邪のたぐいではなさそうだと腹をくくった訳である。
そして連れて行かれたのが、サンパオロという大きな総合病院のプロントソッコルソ(救急救命部)であった。

さてジュリオと共にふらつく足取りで病院に着いたのはよかったが、あの高熱のあるもうろうとした私の目にも、そこがろくでもない病院であることは一目瞭然だった。夜の10時だというのにほぼ満員の待合室は薄暗く、殺伐としていた。そこにいる人々といえば、ぐったりした老人や、今交通事故をやってきたばかりの若者、殴られて顔から血を流している男に泣いている子供、そして時折タンカで運ばれてくる血まみれの人間など、実にもう何でもアリの空間。だが今更帰るわけにも行かない。
そして、そこで待つこと2時間以上、ついにアナウンスが私の名前を呼び始めた。

次回につづく


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by giulio71 | 2008-10-22 05:53 | イタリア入院生活の思い出

Giulio pane e o'jo

滅多にない平日休みに久しぶりにジュリオとデート。キアラが幼稚園に行っている間を利用してゆっくり二人でランチでも、ということに相成りました。雨降りそうだわ~028.gif

やって来たのはローマ料理のお店、Giulio pane e o'jo 
パンとオリーヴオイルのジュリオっていかにも素朴な店って感じ。
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これはお店のランチョンマット。創業当時の写真のようですね。小さなお店ですが、天井に木の梁があったりミラノにいながら田舎のトラットリアにいるような感じです。昼時の店内は食欲旺盛な人々で満員、細身のミラネーゼなど一人も見かけない。その理由はここの充実したランチメニュー。プリモ、セコンドがそれぞれ4、5種類から選べて、赤か白のワイン(白はやめましょう)と水、カフェがついています。
さて、選んだのは、

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グアンチャーレ(豚ほほ肉)とリコッタとトマトのパスタ。ここのローマ風トマトソースとても美味しいです。労働者向けに塩味もしっかり目で昼間からワインも進んでしまいます。量も多すぎず少なく過ぎず丁度いい。

セコンドはジュリオは羊(*注1)とポテトのオーブン焼き、他にサルシッチャや串焼きなんかもあったのですが、私は彼がこれを選んだ段階でトリッパを選ぶことを余儀なくされました。トリッパは地方によって味付けが違うので中々奥が深く、よさげな店だとつい頼んでしまいます。まあ好奇心ですね。

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やっぱりローマ風はトマトが濃厚だった!さっき食べたパスタがトマトだったけど、飽きることもなく、これも美味しく頂きました。羊のローストもパンチェッタでコクが出ていてボリュームあり◎。

長居をするような店ではないので、カフェを飲んだら速やかにお会計。ランチメニューはこれだけ美味しく食べてお値段が10ユーロ! テーブルチャージ全て込みでこの値段。日本で10ユーロっていうと、今のレートだと1600円くらいはするので、1600円のランチメニューっていうと仕事中のお昼としてはちょっと贅沢ですね。でもミラノでこのくらい食べて10ユーロ出して満足の行く店は実に少ないんです。だから昼時はいつも賑わってます。

それにしても久しぶりだから二人でゆっくり、、、するはずが、結局にぎやかなお店になっていました(苦笑)最初はミラノ郊外の星つきリストランテでも、なんて言ってたんですが何故か最後はいつもこういう店になってしまいます。でもリラックスして美味しいもの食べられて、お財布にも優しい店にかなうものはありません。常連の多いのもうなづけます。近所に姉妹店Caccio e Pepeもあるので満席の場合はそちらへどうぞ。


Osteria Romana GIULIO PANE E O'JO
Via Muratori 10 Milano (メトロPorta Romana より徒歩すぐ)
tel : 02-5456189
遅くまで営業、日曜休み

*注1:この羊、アニェッロでなくアバッキオと店では言っています。生後まもない乳のみ子羊を棒でたたいて殺すので(涙)そう呼ばれるようです。それを聞いて嬉々として注文したG先生を鬼だと思いながら、2度目の来店では率先してそれを注文した自分がちょっと恨めしくなりました。インド人と結婚したら私だってベジタリアンになったかもしれませんがね@o@
今夜は酔ってませんがまた愚痴ってごめんなさい^^;

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by giulio71 | 2008-10-03 05:40 | 美味しい店

検札が来た!

ミラノのメトロ、トラム、市内バスは一枚の切符で75分間乗り降りが自由。乗り始めに刻印をするのが決まりですが、実はメトロ以外なら切符を持っていなくても知らん顔して乗ることができます。それを取り締まる検札がやってくるまでは。。。

いや、今日はビックリしました。娘を連れてトラム乗り場に行くと、検札の男性が5,6人いたでしょうか。
次にやってくるトラムに乗り込み、無切符乗車者の身分証明書を確認し、罰金の払い込み書を渡すのが彼らの仕事。でも日本人ほど職務熱心でもないし、御用をしたって給料が上がるわけでもないので、まあちょっと乗り込んで、一人か二人でも公衆の面前で捕まえてみればいいわけです。
あえて乗り込む直前まで身を隠したりもしないので、無切符乗車者は彼らが乗り込んでくるのに気がついた段階で逃げても結構間に合ったりします。
走って追いかけてくるなどという、執念は彼らにはありません。

さて、検札軍団はトラム最後尾から乗り込むべく、ホームの後方に陣を取った(ここで既にやる気のなさが分かる)私はといえば、最前車両に乗るべく位置について待っておりました。
そこへトラム到着、車内を見るとかなり満員でとても座れそうにない。

ドアが開き、乗客が降りるのを待ってから中に乗り込み、つかまれる手すりを探そうをしたその時、、、

車両連結部にいた若い男性が後方に検札を見つけ、小さな叫び声を上げた。 
それを見て私のいる車両にいた若い男女が一斉に立ち上がり、出口へと突進。005.gif
ほぼ満員だった車両は一気にがら空きとなったのだった005.gif005.gif

空いた席に腰を下ろしながら、今や路上へと歩いていく彼らを観察すると、どうやら一つのグループらしい。それにしても集団で無賃乗車?と思った私がよくよくもう一度見直してみると、服装などからそれは明らかにロム、つまりルーマニアなどからやってくる不法滞在者たちだったのだ!

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以前は無切符乗車の違反切符を切られても平然としているジプシーをかなり見かけた。
違反金は振込みの為、住所不定なら払わなくても後で罰則の手紙すら届かないからだ。
ところが最近法律が変わって、こうした難民や不法滞在者も身分証明書の携帯が義務づけられた。
これを持たないとどうもコワーい、お仕置きが待っているらしく、おまけにATMの検札は警察に通報をすることもあるので、もう彼らに捕まるわけにはいかないようである。

だったら乗り物に乗らなきゃいいのに?と思うでしょう?でもね、乗らないわけにはいかないんでしょう。だって彼らだって食いぶちは稼がなければいけないんでしょうからね。。。


それにしても、ぞっとした。あそこで検札が来なければ、なにも知らずに私と娘はあの集団と一緒の車両にいたわけだ。何のためにあんなに大勢でトラムに乗っているかだなんて考えるまでもない。

少し前もバスの中でバッグに手を掛けられていたのに気がついて、反射的にわめくことが出来たので事なきを得たが、あれも同じような人種だった。
でもあの時は周りに何人かイタリア人がいたし、バスなら運転手にも声は届く。でもトラムの場合、運転席はドアが閉まっているし、ひと車両、あんなグループだけの所に何も知らずに乗り合わせてしまったら叫んだって意味などない。。。

今までの経験から、バスなどで臭さを感じた時には必ず近くにジプシーがいるので振り返らず、速やかに場所を変わるようにしてきたけれど、ロムはそこまで匂わないし、白人なので座っていたりされると気がつかないことがある。でもここまで増えるとちょっと怖い。皆さんもくれぐれもご注意を。


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by giulio71 | 2008-09-21 06:41 | イタリア生活の知恵

シチリアンバール

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イタリアってバールは沢山あるけど、美味しいお菓子をカジュアルに食べられる店って意外と少ない。ここは藤原泉さんに教えてもらった最近私がはまっているバール。

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シチリアの外ではなかなか食べられない美味しいアランチーノ(ライスコロッケ) 種類も豊富です。私の一押しはラグー(ミートソース)入り。ちょっとだけ辛くて南国気分になっちゃう!
これまた種類豊富なブリオッシュも美味しそうで目移りします。


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そして、このバールの魅力はなんといっても自家製のお菓子の数々。


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秀抜なのはリコッタチーズを使ったお菓子で、甘すぎず、良質のリコッタの風味が生きています。


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私はお昼によく行くのですが、ボリュームあるライスコロッケを食べた後で、どうしてもお菓子も食べたくなってしまい失敗します。ここの軽くないけど本当に美味しいシチリアのお菓子を堪能するには満腹ではいけません。別腹があってもダメです!多少小腹が空いているおやつ時に食べてみてくださいね。お値段もミラノにしてはとっても良心的なのでお持ち帰りをお奨めします。その方が自宅で美味しい紅茶かほうじ茶と一緒にさっぱりと頂けますしね。夏ならグラニータも素敵ですよ060.gif

場所はViale Abruzzi とVia Matteucciの角。
メトロのLimaとLoreto駅からなら歩いて行けます。
月曜休み


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by giulio71 | 2008-09-14 19:18 | 美味しい店

落下するカーテン

やっと9月になって料理教室を再開出来ると思うと嬉しい!
皆さんにお会いできるのを、ジュリオ共々、もう本当に心から楽しみにしてます。

さて、本題です。
カーテンを洗濯するのは一苦労。なんせうちの建物は1920年代の建築(この頃NYのエンパイアステートビルが完成したってつくづく凄い)でオンボロだけど天井だけは3m半くらいある。椅子に登ったくらいではカーテンはずしはおろか、窓拭きも出来ない。ジュリオのいない時に2m以上もある梯子に登る時は玄関を少し開けて、娘に私が落ちたら下の住人を呼ぶように予め言っておく。もうほとんど特攻隊である。

さて、きれいになったカーテンを取り付けているうちにカーテンレールが落ちかかっているのに気がついた。壁が古いのでもろく、釘穴が大きくなってしまったのだ。そこへキアラがカーテンを引っ張ったので木製のカーテンレールは私の絶叫と共にキアラの頭上へ落下。だが石頭の娘は痛いっと言っただけで特に泣きもしない(汗)
幸い破損もあまりないので、ジュリオの帰りを待ってこのまま再設置。

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大きくなっていた釘穴をまずは補強。それから土台をはめ込みなおす。



c0155755_8203921.jpg油膜の汚れを洗剤で拭いたらつやがなくなったので、オリーブオイルで磨いたらぴっかぴか!これは日曜大工専門店カストラマで見つけました。




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リングを真ん中分だけ入れた横棒をはめ込みます。両脇に木製の飾り止めをつけて全体を固定する。


c0155755_7472112.jpgこのカーテン実はミシンで端をダーッと縫っただけの手作り。生地は麻とナイロンの混合。カーテンってちょっと素敵だととっても高いので、歩き回って最後にナヴィリオにある生地屋さんで見つけました。カーテン専門店に比べたらとても安いし、仕立てもお願いしなかったので、呆れるほど節約出来てしまったのでした。タックも何もない長方形の布なので洗う度に適当に折ってクリップ留め。長さは3m位あるけど生地が薄いからバランスは取れてます。




c0155755_7481226.jpg日本にいた時はカーテンって注文して取り付けてもらうものだと思ってた。今やこんなこと思いついて夫に指示しているのかと思うと自分でもとっても不思議066.gif ミラノからブログを書きながらショボい話でごめんなさい。でも自分達で作る住まいっていいものですね。ヒマと根気が必要ですが。。。



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by giulio71 | 2008-09-01 06:28 | インテリア

ミラノのかわいい水族館

8月のミラノ。幼稚園も休み、お友達もバカンス中で閉じこもりがちな日々を送っていたキアラ。
どこか行き先はないかしら、と思い出したのがミラノの市民水族館、L'Acquario Civico di Milano.

驚くことにオープンしたのが1906年!
世界でも最も古い水族館のいくつかに入るとか。
2003年に閉館し、3年後の2006年4月にリニューアルオープン。
今世紀初頭の美しい外観をそのままに、内部を一新、床はフローリングでまるでコンサートホールのようなエレガントで知性を感じさせる構造。

c0155755_4312430.jpg
 

水槽は25あり、魚はロンバルディア州に生息する川魚が主流。
ストリオーネというサメのような魚もいるのですが、ジュリオの昔いたリストランテではこれが名物料理の一つだったとのことで、
よだれを垂らさんばかりに魚を見つめる夫を眺めつつ、かつて私も葛西臨海水族館を出た後に寿司屋に行きたくなった経験を思い出したのでした。012.gif

とにかくも小さな水族館ですが、幼い子供も見学出来るように水槽の位置を低くするなどの工夫があったり、子供が走って行ってしまっても円形になっているので迷子にならないなど、小さなお子さんのいる家族にはお奨めのスポット。

冷房完備だし、なにより無料なのが嬉しい。(2008年当時)
すぐお隣はパルコ センピオーネ、
私らはいつもスフォルツェスコ城まで歩いて、ダンテ通りでジェラートを食べるのがお決まりのコースですが、デートコースにもいいかもしれませんね。

L'Acquario Civico Milano
Viale Gadio 2, 20121 Milano
tel: 02.88.46.57.50
開館時間は9:00~13:00 14:00~17:30 月曜休み
アクセス;メトロ緑線Lanza駅よりすぐ 
     トラム、バスなら3,7,12,14,45,57,61番が便利

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by giulio71 | 2008-08-25 22:16 | 我が町ミラノ

イタリア製冷蔵庫、6年目にして。。。

タイトルを見て既に想像がついたかと思いますが、我が家のAriston社製の冷蔵庫が壊れました007.gif 
先日8月13日(水)の夜にギアッチョーロ(アイスバー)を出したところ柔らかくなっていて、どうも電源は入っているけれどまるで冷えていないことが判明。
翌朝一番で修理を頼んだが連休中で来るのは18日(月)だという。。。

ジュリオがネットで検索した結果、
イタリア人ユーザーの証言によるとアシスタントテクニコ(修理屋ですな)が来たところで、修理するより結局買い換える方がいいことになる、という多くの報告を発見した。
やっぱりドイツ製を買うべきだったのだ!!!
後悔に駆られながら翌日、どうにか営業している大型家電屋に行ってみた。そして眺めてみて思い出したのだ。
アリストンにした理由を。

価格は安くはないものの、
ドイツ製に比べると若干安い、
そしてデザインがエレガントなのである。

うちの冷蔵庫は家具で覆っておらず、むき出しなのである程度美しいデザインでなければ見るに耐えない。
そして高いドイツ製を買って20年生きてくれたとしても、その時に外観はいかがなものだろうか!?
ということで10年ちょっともてばいいじゃないかとアリストンにしたのだった。
だが6年は短命すぎる。 

でも次回はドイツ製か日本製に限りなく近いけど
デザインの素敵な韓国のサムスンにしようと心に決め、
1000ユーロという価格に涙を呑み、
売り場の人に月曜に注文したら配達はいつなのかを訊くと、
在庫があっても10日はかかるという!!! 

さすがイタリア!と久しぶりに叫びましたね。
でもまだ修理出来るかもしれないという望みを抱き、冷蔵庫の掃除を終わらせるべく帰宅した。
翌日朝、強いアラーム音と共に保冷剤のおかげで冷気の残っていた冷蔵庫は息を引き取った。


さて月曜日。
仕事に行く前にジュリオがきつく言い残していったのは、
修理代見積もりを訊かずに修理を始めさせてはいけない、
支払いは小切手でとあらかじめ言う、
最後が玄関は開け放しておくこと、だった。

何も修理しなくても30分で44ユーロが手間賃として請求されるからと言い残してジュリオは出勤。

12時きっかりに修理の男性が二人やってきた。
どっちもイケメンである053.gif
やったあ!と思いながら、思い出した。イタリア企業であることを、そして夫が玄関を開けておくように言い残して行った事を。。。

なるほど、こういう理由だったの026.gif
ときめく胸を押さえつつ、イケメンに現場検証ならぬ状況説明をする。
まだ電源は入るもののまるで作動しない。
結局スケーダ(直訳だとカード)を変えてみようということで、作業に入る。
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冷蔵庫の上部にあるこの部分を取り外して、中のスケーダを入れ替えた。(手はキアラの手です)

c0155755_2242984.jpg
もう本当にネジを外して、入れて、またネジを止めるだけ。私でも出来る作業だった。

取り付け後、冷蔵庫は作業を始めあっけなく修理完了!
お支払いは156ユーロで済んだ。
修理が済み、3時間たった今も冷蔵庫は順調に冷えている。丸4日間のストレッサンテな日々だったが、買い換えなくて済んだし、最後がイケメンの登場で終わってくれて、ちょっとハッピーエンドな私でした。

ジュリオには修理に来たのは年寄り二人だったと報告したいけど、今やスパイ(キアラ、4歳にしてイケメンを前に満面の笑顔だった016.gif)がいるので,,
この問題をどうするかが現在の悩みです。


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by giulio71 | 2008-08-18 23:08 | イタリア生活の知恵



ミラノにあるイタリア料理教室より
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