料理サロン La cucina di Giulio

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インスタントおばあちゃんのケーキ

もうず~っと前に姑からこんなものを貰った。

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CAMEO社のTorta della Nonna のケーキミックスである。
私は基本的にこういう家庭で出来るもののインスタント食品は好きではないので、作ってみる気もないまま月日が流れていった。。。

だが、大晦日になった時に突然、この箱が邪魔になり、捨てるのもナンだから、作ってみることにしたのだった。
丁度、キアラも幼稚園がお休みで、退屈しているし、こんな間違いなく美味しくないトルタくらい一緒に作って失敗するのもいいかと思ったのだ^^;

さて、どうせこんなもの牛乳でも混ぜて、オーヴンにぶち込めばいいんでしょ?と思いつつ、説明書きを読んでちょっとびっくり。。。

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以外に複雑なのである。 普通の人間の感覚だと、こういうインスタント製品は簡単なのが信条であり、買い手は手抜きをしたいが為に、こういうものを買い求める。ある程度お菓子を作るのが好きな人はレシピを見て、新鮮な混ざりけのない材料を使ったほうが美味しく出来る事を知っているからである。

まず24cmのケーキ型を用意。そこにバター塗り、粉をはたく。
大きい中袋を開けて、卵1個を混ぜ、冷たい125gのバターを素早く混ぜ込んで、生地をまとめる。これがタルト生地でそれを四分の一とり、24cmの丸型に伸ばす。
残りも丸く伸ばしてケーキ型の底にタルトのように敷き詰める。

カスタードクリームを作る。小さい方の袋を開け、牛乳250mlを入れてもったりするまで泡立てる。←力不要、これは楽。

クリームをタルトに流しいれ、先に作った24cmの丸いタルト生地でクリームが隠れるように蓋をする。(説明書きにはご親切に4等分すると扱いやすいと写真まで載っている!)
上に添付の松の実を散らして、中火のオーヴンで40分くらい焼く。

冷めたら上から添付のパウダーシュガーを茶漉しで振りかける。



どうでしょうか? 確かにクリームを作る手間は実に省けますが、タルト生地はインスタントである価値は全くありませんね!? ここまでやるなら、いっそすべて手作りにした方が満足度は高いのでは?と思ってしまいます。

そして気になるお味の方は???
北イタリアのリストランテやバールによくデザートを卸しているあのBINDI社、在住の方はご存知ですね? そこのトルタ デッラ ノンナですよ。あの可もなく不可もない味、まったりした甘さ加減もまったく同じです。

なので、日本に帰られて、時々イタリアのリストランテで、時々他に選択肢がなくて頼んでいたあのトルタがなんだか懐かしくなってしまった方にはお奨めしたいです(爆笑)
もしかしたらそういう方がいるかもしれないと思い、作り方の説明も書いておきました^^;

最後にイタリア人はインスタントという概念が分かっていない、とまたしても思い、子供の頃に作ったママプリンが懐かしくなってしまった大晦日でした。


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by giulio71 | 2009-01-09 01:26 | デザート

マドモアゼルいくこさんの 苺のチーズケーキ

わたしの手元にボロボロになった一冊の本があります。
マドモアゼルいくこ著”秘密のケーキづくり”です。当時はお菓子の本といえば、写真ばかり立派なゴテゴテとしたデコレーションケーキの本ばかりで、この本は革新的でした。
彼女の挿絵と文章は簡潔でわかりやすく、レシピもシンプル。台所で粉のついた手でめくり、夜はベッドで明日なにを作るか考えながらページを追ったものでした。

ミラノの家にはごくわずかな愛読書しか持ってきていませんが、この本がたまたま料理教室に来てくださるお客様の目に留まり、この方もかつてこの本を所有していたと言う事で話が盛り上がりました。
昭和53年に発行されたこの本は今では絶版になっているだろうと思いつつ、ネットで調べてみると嬉しい事にファンが多い為、復刻版になったというではありませんか!(右下のライフログご覧下さい)なんだかもう感激して5月メニューのデザートはこの中から今が旬の苺のチーズケーキにしようと再び本を開きました。

イタリアの苺は日本のものより水気が少ないような気がしますが、形も不ぞろいで惜しげなくつぶせます。思えばこの本を買った頃は苺の旬には小粒の安い苺が出回っていたのでそれを使って作っていたのですが、今や日本で苺は高値の華。あまおうどころか栃乙女ですら勿体無くてつぶせません。あまおうは収穫しやすいように大粒に品種改良されたとのことですが、あの昔の小粒苺、ちょっと懐かしいですね。さてこれがそのチーズケーキです。

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表面のチーズクリームに下の苺ソースがにじみ出ているのがわかりますか?

レシピには ”焼きあがってから冷蔵庫に入れて3日待つこと、食いしん坊のいる家は冷蔵庫に鍵をかけるべし!”と書いてあります。そして待っている間にこの薄いピンク色がにじみ出てくるのです。さて、切ってみましょうね。

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本当に甘さをおさえたレシピで苺の甘酸っぱさとチーズケーキよく調和しています。そして特筆すべきはこの方のどこまでも家庭的な優しい味わいのレシピ。あの頃の日本では食といえばフランスが憧れでイタリアの話なんて誰もしてなかったっけ。。。

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by giulio71 | 2008-05-14 00:39 | デザート



ミラノにあるイタリア料理教室より
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